「厩舎」ファクターは意外と有効!?

    先日、「鉄板ホース!~1番人気の強度が見抜ければ馬券で確実に勝てる!~
    という本を読みました。

    「1番人気が信頼できるレースとそうでないレースとを
    過去データの分析結果から判断して馬券に活かす」という趣旨の本です。

    この本のところどころに、私(外れ馬券裁判)のことも書かれていました。

    この本は、JRDBに所属の奥野氏が書いた本です。
    奥野氏は過去にも同じような趣旨の本を何冊か書かれていて、
    私もいくつか読んだことがありますが、やはりこの手の本は
    最新版を読むべきだと感じました。

    この本を読んで私にとって目から鱗だったのは、
    「厩舎」というファクターが私が思っていた以上に有効なファクター
    だったということです。

    私は、「厩舎」毎のデータ分析は、サンプル数が少なくなるので
    あてにならないと考え、詳しく分析したことがありませんでしたが、
    この本によると、著者の奥野氏が2012年に作成した
    「下級条件で牝系良好の生産者」の条件に該当する馬の
    その後の回収率(この本や奥野氏のサイトに書かれています)が
    非常に優秀なので、「厩舎」毎の分析も有効だと気付かされました。

    なお、「下級条件で牝系良好の生産者」の具体的な条件については
    残念ながら開示されていませんが、そのヒントは書かれていました。

    まだ分析には着手できていませんが、「厩舎」ファクターの有効性に
    気付かせてくれた点で、この本は私にとって非常に役立ちました。
    やや値段が高めですが、少なくとも私にとっては、その価値はありました。

    また、本書の本来の趣旨である、1番人気の信頼度についての分析手法や
    その結果についても参考になりました。

    試しに、この本の袋とじに掲載されているデータを使って
    1番人気の信頼度を2レースだけ計算してみたところ、
    算出された信頼度(いずれも非常に低かった)の通りの結果になりました。
    1番人気が飛ぶかどうかという観点で競馬を観戦するのは
    意外と楽しかったです。

    1番人気の信頼度が分かったからといって馬券が当たるとは
    限りませんが、回収率の向上は期待できるかも知れません。

    なお、この本では、応用例として、JRDBのデータを使った
    絞り込み条件などが記載されていますが、JRDBのデータは
    有料なので、JRDB会員以外の人にとっては、その部分は
    あまり参考にならないかも知れません。

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    この「消し」ファクターをいくらで買いますか?

    今日、過去データを分析していて、こんなファクターを見つけました。
    分析に使用したデータベースは、馬王Z(フリーソフトとして利用)のデータベースです。

    期間:2005/01/01~2009/12/31の5年間
    頭数:10,557
    単勝的中数:673
    単勝的中率:6.4%
    単勝回収率:61.0%

    単勝回収率は通常は70%台になることを考えると、
    この条件に該当する馬は「消し」もしくはマイナス評価すべき馬です。
    サンプル数も十分にあり、信頼できそうなファクターのように思われます。

    その後の4年間の分析結果は以下のとおりです。

    期間:2010/01/01~2014/12/31の4年間
    頭数:10,058
    単勝的中数:622
    単勝的中率:6.2%
    単勝回収率:63.9%

    最初の5年間よりも回収率はアップしてしまいましたが、
    それでも70%には全然届いていません。

    サンプル数は合わせて2万頭にもなり、
    「消し」ファクターとして、ますます信頼できそうですが、
    このファクターを有料で教えますと言われたら、いくらで買いますか?

    次回の記事で、このファクターを公開したいと思います。

    (注意) 絶対に期待し過ぎないで下さい。。。

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    どれだけのサンプル数があれば信頼できるデータなのか

    この「消し」ファクターをいくらで買いますか?」の続きです。

    2005年から2014年の10年間で
    頭数:20,615
    単勝的中数:1,295
    単勝的中率:6.3%
    単勝回収率:62.4%

    という、統計的に明らかに回収率が低い馬は、
    実は馬名が「シ」から始まる馬でした。
    もし期待していた人がいたらごめんなさい。。。

    馬王Zであれば、回収率データ分析ウィンドウで「条件」欄に
    LEFT(馬名,1)="シ"
    と入れれば検証できます。

    答えを聞けば、そんなファクターは何の役にも立たないと
    ほとんどの人が考えると思いますが、
    私がこの記事で伝えたかったことは、このファクターが
    役立つとか、そういうことではありません。
    ファクターを分析するときに、どれだけのサンプル数があれば
    信頼できるのだろうかということです。

    G1シーズンの競馬新聞では、そのG1の過去10年の
    連対馬から、勝ち馬を分析したりしていますが、
    そんな20程度のサンプル数では信頼できません。

    でも、上の例のように、2万のサンプル数であっても
    信頼できないこともあります。
    結局、サンプル数がどれだけあれば信頼できるかなんて、
    誰にも分かりません。

    サンプル数よりも競馬センスの方が大事だと思います。
    競馬センスがあれば、僅かなサンプル数でも有効なファクター
    を見分けることができると思います。

    アナログ予想で黒字を達成できているような人は、
    自分が記憶しているレース(数多くはないレース)の記憶に
    基いて傾向を的確に読み取れるような人だと思います。

    コンピュータを使ったデータ分析でも、競馬センスが全くなければ
    どんなに統計学に精通していても
    有効なファクターを見分けることは容易ではないと思います。

    なので、競馬センスを磨くためにも、データ分析ばかり
    するのではなくて、レースを見たり、競馬本を読んだり、
    インターネット上の情報を見たりして、
    アナログ的な競馬予想にも精通する必要があると思います。

    ちなみに、上記のサンプル数の考え方は、
    自分の予想方法が将来うまくいくかどうかを判断する場合にも
    当てはまります。
    つまり、単勝を2万レース(1日20レースとして10年間)
    買い続けたとしても、運が無ければ、
    その予想方法本来の回収率よりも10%以上下回ることも
    “あり得る”ということです。

    とりあえず、今後は馬名が「シ」で始まる馬に注目したいと思います(笑)

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    ファクター分析のための効果的な4つの方法

    ファクター分析で他人と差別化するために必要なことは
    次の4点だと考えています。

    (1)よく知られているファクターを他人よりも高精度に分析すること。
    (2)よく知られているファクターを適切に組み合わせて分析すること。
    (3)分析に手間がかかるようなファクターを分析すること。
    (4)他人に知られていない有効なファクターを発見すること。

    (1)の例としては、「前走の着順」というファクターが挙げられます。
    「5着~8着の馬は+5点、その他の馬は-5点」というように大雑把に評価するよりも、
    「1着は-2.2点、2着は-1.8点、3着は-0.3点、・・・」というように
    高精度に分析して評価することで、他人と差別化できます。

    (2)の例としては、「芝→ダート替わり」と「ダート経験数」を組み合わせることが挙げられます。
    前走が芝で今回がダートを走る馬は、ダート経験数が少ないほど、
    ダート適性が明らかになっていないので、過大評価または過小評価されやすい
    のではないかと考えられます。
    (この例は、今思いついた組み合わせを書いただけで、実際に検証はしていません。)

    (3)の例としては、「気温」というファクターが挙げられます。
    気温のデータは一般的には提供されておらず、入手するのが大変です。
    (ちなみに、気温を使って分析した競馬本を読んだことがあります。)

    (4)については、いい例を思いつきません。誰かメールでこっそりと教えて下さい(笑)
    あまり一般的ではない例としては、「馬番の偶数/奇数」や「蹄の形状」という
    ファクターが挙げられます。

    私は、特に(1)と(2)で他人と差別化することを意識して分析していましたが、
    「数学や統計に自信がある人は(1)が適している」というように
    人によって(1)~(4)のどれが相性が良いかは変わってくると思いますので、
    それぞれ得意な分析方法で他人と差別化するのが良いと思います。

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    北海道の馬券裁判の東京地裁判決について

    先日、北海道の馬券裁判で、外れ馬券が経費として認められないという
    東京地裁判決がありました。

    まだ判決文を見ていないので、どのような理由でそのような判決がなされた
    のか、正確には分かりません。
    それぞれのメディアが、判決文の要旨をまとめたものを報道していますが、
    判決文の一部分のみを抜粋すると、どうしても実態とズレてしまうことが
    あるので、判決文の全文が出るまでは、細かいコメントはしないでおこうと
    思います。

    私の馬券裁判絡みの報道でも、誤った情報や誤解を生じるような情報が
    ありましたので、メディアの情報を鵜呑みにして、それに対してコメント
    するのは避けたいと思います。

    ただ、馬券での年間トータルの儲けを上回るような課税は、明らかに
    一般的な感覚からずれていますし、もし仮にそれがまかり通るのであれば、
    国税局は、馬券の購入者全員に対して、事前に徹底的に周知させた上で
    課税を強化しなければならなかったと思います。
    競馬場やWINSの券売機の周りや画面上、PATの画面上など、
    馬券の購入者に周知させることは簡単だったはずです。

    事前に周知するのを怠った(敢えてやらなかった?)ままで
    過去5年分について突然課税を強化するというのは、
    馬券購入者にとっては、だまし討ちに等しいです。

    馬券裁判をおこしている方とその家族の方の気持ちを察すると、
    今回の判決は非常に残念です。
    高等裁判所では妥当な結論が出されることを期待しています。

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    単勝・複勝よりも馬連・馬単・三連複・三連単の方が簡単って本当?

    以前の記事「単勝・複勝・馬連・馬単・三連複・三連単どれを買うべき?」で、

    『一方、馬連や馬単は、2頭の馬を選択するので、
    +20%馬が見つからなかったとしても、
    例えば+12%馬を2頭以上見つけることができたならば、
    それらの馬の組み合わせを買うことによって
    +12%×2=+24%以上高い回収率が見込めるので、
    回収率は100%を超えます。』

    と書きましたが、上記の理論が実際にはどうなのかを
    卍指数を使って調べてみました。

    以前の記事「新しくなった卍指数で公開を再開します!」によると、
    ・卍指数1位馬は、単勝回収率が100.8%、複勝回収率が97.0%
    ・卍指数2位馬は、単勝回収率が91.9%、複勝回収率が91.9%
    です。

    単勝の的中数は、複勝の的中数の半分以下なので、
    単勝回収率よりも複勝回収率の方が、より信頼度が高いと言えます。
    (なお、複勝は単勝よりも売上が低いので、単勝回収率の方が
    より信頼度が高いという考え方もあるかも知れませんが、
    ここではとりあえず複勝回収率を用いて話を進めます。)

    そうすると、単勝・複勝の払戻率を80%とすると、
    卍指数1位馬は「+17.0%馬」
    卍指数2位馬は「+11.9%馬」
    ということになります。

    上記の理論でいくと、卍指数1位馬と卍指数2位馬の
    組み合わせの馬連の回収率は、馬連の払戻率を75%とすると、
    75%+17.0%+11.9%=103.9%
    になるはずですが、実際にシミュレーションしてみたところ、
    結果は回収率100.3%(的中数853、的中率6.4%)になりました。
    3.6%のズレはありますが、ほぼ理論通りになりました。

    このように、理論上は上記のような関係になるはずなのですが、
    もしそのようにならない場合には、
    (1)サンプル数が不足している(結果のばらつきの影響)。
    (2)用いている回収率の精度が低い。
    などの原因が考えられます。

    ただし、(1)については、
    以前の記事「どれだけのサンプル数があれば信頼できるデータなのか
    でも書いたように、
    サンプル数がどれだけ多くても、運が悪いと理論通りになりません。
    よって、全然理論通りになっていないからといって
    回収率の精度が低いとは言い切れません。

    なお、複勝回収率等から馬連等の回収率を予測する際に、
    より正確には足し算ではなくて掛け算を使うべきなのですが、
    どちらを使ってもそれほど大きな差は生じないので
    ここでは分かり易さを優先して、足し算を使っています。
    より正確に予測したい場合は、下のように計算します。

    「馬Aと馬Bの馬連回収率」
    =((「馬A複勝回収率」÷複勝払戻率)×(「馬B複勝回収率」÷複勝払戻率))
      ×馬連払戻率

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    単勝回収率から馬連回収率を予想する

    前回の記事「単勝・複勝よりも馬連・馬単・三連複・三連単の方が簡単って本当?」で
    コメントが寄せられましたので、単純化したモデルでの計算結果を書いておきます。

    (前提条件)
    10頭の馬が出走する。
    単勝の払戻率は80%で、馬連の払戻率は75%とする。
    世間には10頭の馬は完全に互角だと思われている。

    この場合、下の画像のように、単勝オッズは全て8.0倍になります。
    そして、馬連オッズは全て33.75倍になります。

    馬連オッズ予測

    ここで、1番と2番の馬の単勝回収率(期待値)が実は95%だということを
    自分だけが知っているとします。
    1番と2番の単勝回収率が95%ということは、
    1番と2番の的中率はそれぞれ11.9%と計算できます。
    さらに、3~10番の的中率はそれぞれ9.5%と計算できます。

    あとは、確率の授業で習った「袋の中から2つ選び出す問題」を
    解く要領で、馬連のそれぞれの買い目の的中率を計算できます。
    例えば、馬連1-2の的中率は、1番が1着で2番が2着になる確率と、
    2番が1着で1番が2着になる確率の和として計算できます。

    すると、馬連1-2(単勝回収率が高い同士の組み)の的中率は3.2%、
    馬連1-3(単勝回収率が高いのと低いのの組み)の的中率は2.5%、
    馬連3-4(単勝回収率が低い同士の組み)の的中率は2.0%と計算できます。
    すると、オッズと的中率とから、それぞれの回収率が計算できます。

    馬連1-2の回収率は108.0%となり、100%を超えることが分かります。
    このように、単勝や複勝で回収率が100%を超える買い目が出せなくても
    馬連や三連複で回収率が100%を超える買い目が出せる可能性はあります。


    なお参考として、上の画像の下半分に、以前の記事で書いた足し算や掛け算の
    方法で予想した馬連オッズも書いておきました。
    足し算のような簡易な方法でもそこそこの精度で予想できると思います。

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    初出版のお知らせ

    7月21日に下記の本をメタモル出版から出版することになりました。

    競馬で1億5千万儲けた予想法の真実」(仮)

    上記のリンクからアマゾンのページに行けるので、
    紹介文を見てもしご興味を持っていただけたなら、
    ご購入いただけるとうれしいです。

    このブログで書いた記事と内容が一部重複する部分もありますが、
    ブログでは書いていないデータを開示したりなど、
    なるべく重複しないように気をつけて執筆しました。

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    来月発売の競馬王で特集されます

    6月8日発売予定の「競馬王 2015年7月号」で、私のインタビュー記事が掲載されます。



    私にとって「競馬王」と言えば「ダビスタ(ダービースタリオン)」というイメージがあり、
    ダビスタが流行っているとき(1990年代)には毎月購読していましたが、
    その後は全く読んでいませんでした。

    どうやら、その後の「競馬王」は私が購読していた時代から随分変わったようで、
    競馬で勝つための方法を真面目に追求しているようです。
    研究材料やヒントを探すためにも、これから読んでみようと思っています。

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    馬券の払戻金に関する所得税基本通達が改正されました

    3月25日に、馬券の払戻金に関する所得税基本通達の改正案が公開されて、
    パブリックコメントの募集が行われましたが、
    昨日付けで正式に通達が改正されたようです。

    結論としては、改正案のときと全く同じ内容での改正となりました。

    「所得税基本通達の制定について」の一部改正について(法令解釈通達)
    https://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/tsutatsu/kihon/shotoku/kaisei/150529/index.htm

    寄せられた意見に対する国税庁の見解は次の通りです。

    「所得税基本通達の制定について」(法令解釈通達)の一部改正(案)(競馬の馬券の払戻金に係る所得区分)に対する意見公募の結果について
    http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=410270009&Mode=2

    現在も数件の馬券裁判(行政裁判)が行われているところですが、
    それらの結果次第では、再び通達が改正される可能性もあるだろうと思うので、
    そうなるように期待しています。

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    コメントの投稿について

    最近、このブログの閲覧者が徐々に増えつつあり、
    さらに6月8日発売の競馬王にも、このブログのことが載るので
    閲覧者がさらに増えることが予想されます。
    そうなると、全てのコメントに目を通したり返信したりすることが
    大変になってくるので、コメントの投稿を受け付けないように
    設定を変更します。

    もし記事の内容に関するご意見、ご質問等があれば
    ブログの右下にあるメールフォームからご連絡下さい。

    今後は、コメントの代わりに拍手数を見て
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    新しい記事を書くときの参考にしようと思いますので、
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    自己紹介

    卍(まんじ)

    管理人:卍(まんじ)
    2005年~2009年の5年間で馬券の配当で得た所得に関して裁判で争い、雑誌「競馬王」では「1億5000万円稼いだ馬券裁判男」として取り上げられました。

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