競馬新聞での人気と実際の人気との乖離(その2)

    競馬新聞での人気と実際の人気との乖離(その1)」の続きです。 

    このような分析をしたい場合に、
    「競馬新聞での人気」をどうやって評価するかが問題ですが、
    (その1)で示したグラフはJRDBの「基準オッズ」を使いました。

    「基準オッズ」というのは、各専門紙の本紙やトラックマンの印を
    実際に集計した結果に基づいて算出されたオッズなので、
    「競馬新聞での人気」を反映しています。
    5年間の過去データで調べてみたところ、基準オッズでの1番人気は
    確定オッズでも80%を超える確率で1番人気になっていて、
    予想オッズとしてはかなり高精度です。

    (その1)でも示した下のグラフは、
    基準オッズによる人気順位から、確定単勝オッズによる人気順位をひいた数値を
    「差」として回収率を分析したものです。
    なので、グラフが右肩下がりになっているということは、
    競馬新聞での人気よりも当日売れている馬の方が
    回収率が高くなる傾向があるということです。



    当日売れている馬の方が回収率が高くなる要因としては
    以下のような要因が考えられると思います。

    (1)競馬新聞の印は枠番が決まる前に打たれている(という話を
    聞いたことがある)ので、枠番を考慮できる分だけ回収率が
    高くなる。
    (2)レース当日の情報(馬体重、馬場状態、パドック等)を考慮できる分
    だけ回収率が高くなる。
    (3)競馬新聞の印よりも馬券購入者の方が予想精度が高い。
    (4)事情通が回収率の高い馬に大口投票することによって、
    回収率の高い馬が異常人気になっている。

    確かな要因については分かりませんが、データ的には
    「新聞では人気なのに、なぜこんなに人気がないんだろう?」
    という場合には、少し注意した方がよさそうです。

    ちなみに、JRDBの「基準オッズ」は、実は、
    各専門紙の本紙やトラックマンの印だけを用いたものではなくて、
    騎手や近走成績も加味したオッズのようです。
    各専門紙の本紙やトラックマンの印「だけ」を純粋に用いたデータ
    を使った方が、より効果的な分析ができるはずなので、
    そのようなデータも提供してもらえないかどうか
    今度JRDBに相談してみたいと思います。
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    テーマ : 競馬予想
    ジャンル : ギャンブル

    自己紹介

    卍(まんじ)

    管理人:卍(まんじ)
    2005年~2009年の5年間で馬券の配当で得た所得に関して裁判で争い、雑誌「競馬王」では「1億5000万円稼いだ馬券裁判男」として取り上げられました。

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